![]() ◆先日テレビのニュース番組で、「将来桜が見られなくなるかもしれない…」という特集をやっていました。近年開花日が異様に 早くなっているのは皆さん感じていることだと思いますが、東京の記録を見ると、1960年から10年間の開花日の平均は3月30日。それが2001年からの10年では、1960年代と比べて約1週間早まって3月22日となりました。開花日がおおむね4月上旬だった100年前に比べると、2週間早くなっているといいます。 ◆開花時期が早くなっている原因の一つは、「地球温暖化」。春暖かくなる時期が前倒しになると花芽の動きが早くなって花が早く咲くということです。しかし、このまま温暖化が進んだ場合、開花時期も早まり続けるのかというと話はそれほど単純ではないのです。 ◆ソメイヨシノの花芽は、開花前年の夏に作られます。秋から冬にかけていったん休眠しますが、冬の厳しい冷え込みに一定期間さらされることで休眠から目覚め(休眠打破)、その後、春先の暖かさによって花芽が膨らみ開花するのです。開花には、この「休眠打破」という過程が必要なのですが、温暖化で冬が暖かすぎると「休眠打破」が起こらない可能性が出てくるのです。 ◆ソメイヨシノの南限は、鹿児島県の種子島だそうです。奄美大島以南は暖かすぎてソメイヨシノの生育に適しておらず、温暖化にともなってさらにその区域は北上すると考えられています。実際に鹿児島では、咲かないソメイヨシノが確認されているとのこと。温暖化が進めば、いずれ桜が咲かない春がやってくるかも。50年後か、100年後か、私たちが生きている間は大丈夫でしょうけどね。 ◆4月27日、五月山の活動は、定期総会から始めます。どうぞご参加ください。(清水) 【年会費のお願い】 2024年度の会費振込みをお願いします。 *年会費 一家族につき1,000円 *郵便振替口座番号及び加入者名 00990-5-104215 五月山グリーンエコー 【関連行事のご案内】
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